Maquinistaブログへようこそ!
2018年度入学、2020年度の機械班リーダーのたくぽんです。今回は私たち機械班の活動内容を紹介したいと思います。
そもそも機械班って?
Maquinista(マキニスタ)の構成員は、大きく「機械班」「回路制御班」の2班に分かれて活動しています。機械班は機体の制作、回路制御班はロボットを動かすための回路を作ったりプログラムを書くことがメインです。現在Maquinistaは機械班17人、回路制御班13人で活動しています。
機械班の活動内容
今回はメインの活動である「設計」「加工」の2点について触れていきます。
設計
3次元CADソフトというものを用いて、パソコン上で立体的に設計を行います。サークルで講習会を行っているので、ソフトの扱いに不安を抱く必要はありません。パソコン上で立体物をどんどん造形するのはすごい「設計してる感」があって楽しいですよ。
設計を終えてもそこで終わりではありません。考えたものが一発できるならそりゃ神です。皆さんの中にはいらっしゃるかもしれませんが私は人間なので、組立後によくミスが発覚します。
上の機構は私が1年生のときに設計した、2019年のNHKロボコン出場機体(Herisson)の1機構です(ロボットの全体を見たい方はこの記事へ)。この機構は、この年の競技課題で使われる「シャガイ」と呼ばれる雲みたいな物体の姿勢を整えるためのものです。
この設計で実際に作って動かしてみたのですが、
「うまく滑らず摩擦でつっかかって調整できない」
「だんだん歪んでくる」
という問題点が見つかりました。
そこでこれを改良して設計したものが下のこれです。
角材の組み方を変えて強度を上げ、さらにローラーをつけて、摩擦でつっかからないようにするという工夫をしました。
結果…
うまくいきました!この改良版を本番の機体に搭載しました。
組み立ててみて、動かしてみて初めて気づくことも数多くあります。いろいろな工夫をして担当機構を修正・改良するのも設計者の醍醐味の一つです。
Maquinista機械班ではこういった試行錯誤や工夫をする機会がたくさんあります。これは毎年新しいことに挑戦するロボコンだからこそだと思います。
加工
設計ができたら次は加工です。金属や樹脂を所望の形に切ったり削ったり、穴をあけたり。大学の設備を利用して、さまざまな大型機械を無料で使用できます。また、部室には3DプリンターやCNCフライス(アルミ板などを好きな形に削り抜いたりできる機械)もあり、幅広い加工・造形ができます!
ロボットの部品点数はかなり多いですから、いかに精度よく、速く作れるかが腕の見せ所です。
活動の具体例をもっと知りたい方は
これらの記事がおすすめです。
新メンバー募集中!
今回はMaquinistaの機械班について紹介しました。自分はロボコンをしたくて東工大に入った口なので説得力に欠けるかもしれませんが、機械班での活動はめちゃくちゃ楽しいです!自分の考えた機構をしっかりと動かしてくれる回路制御班の存在や、チームメイトの設計から刺激を受けられる環境は他にないと思います。
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