この記事はJLCPCB様の提供でお送りいたします
皆さんこんにちは。今回初めてブログを書きます、23年度入学回路班のわっそー(@wa_ssoh_robot)です。一年ほど前から回路班としてMaquinistaに所属し、主にケーブルを量産していた私ですが、今回初めてプリント基板の設計・発注をしました。
Maquinistaでは、ロボットの電源として6セルのLiPoバッテリーを使用しています。今回私が設計したのは、LiPoバッテリーから弱電系統に電源を供給するための降圧DCDCコンバータを動かす基板です。設計したといっても、既製品のモジュールを動かすためにあらかじめ用意されていた回路を基板上で配線しただけなので、回路そのものの設計はしていません。いつか完全自作の基板を作って動かしてみたいですね……
手前の5枚が新規に設計した基板です。マットブラックでかっこいい(かっこいい)
ここからは、基板の発注をする中で気づいたJLCPCB様の強みを3つご紹介します!
- 製造・発送が早い
私は今回初めての基板発注だったため、オーダーメイド品を海外に発注すると到着まで一カ月以上かかるのではないかと想像していました。しかし、実際には全ての基板の製造が3日ほどで完了し、発注から到着まで一週間ほどしかかかりませんでした。迅速な発送のおかげで、ロボットの開発が滞ることがないため非常に助かっています。 - 製造がどこまで進んでいるかがリアルタイムでわかる
基板を発注してからその注文の詳細を見ると、発注した基板の製造がどこまで進んでいるかを見ることができます。基板の製造が順調に行われていることを確認できるだけでなく、基板がどのような手順で生産されているかを知ることができて非常に興味深いです。 - 部品が安い
今回はPCBAで3種類の部品を実装していただきました。そのうち2種類はチップ部品、残りの一つはスルーホール実装のコネクタ(XT60PW-F)です。このコネクタは意外と入手経路が限られており、みんな大好き秋月電子を除くと、海外からの輸入しか選択肢がなくなってしまいます(私の知る限りでは)。この基板を発注したときは秋月電子に在庫がなく、海外輸入だと送料が高くついてしまうため困っていました。
そこで、JLCPCBのPCBAサービスでコネクタの実装をしてもらうことで、コストを抑えようと考えました。JLCPCBのPCBAサービスは、部品のコストを抑えられるだけでなく、パーツの種類や在庫が豊富にあります。また部品実装の工賃も安く、実装は機械やプロの手により行われるため品質が高いです。このサービスを選んで正解だったと感じました。
いかがだったでしょうか?私は現在、ロボットに搭載する予定の基板に加え、個人の進捗に使う基板もいくつか設計しています。JLCPCBでは気軽に基板の試作ができるため、これらの基板の制作でも利用したいと感じました。
Maquinistaは現在、学生ロボコン/ABUロボコンでの優勝を目指して日々活動しています。少人数のチームでロボットの開発をする中で、皆様のご支援が大きな力になっています。本当にありがとうございます。
これからも応援よろしくお願いします!!