EAGLEって何?

こんにちは!2019年度入学電気電子系の松野です。マキニスタでは回路制御班に所属しています。

今回は回路制御班の中でも回路班がめちゃくちゃお世話になっているソフト、EAGLEの紹介をしたいと思います。(回路制御班の紹介記事はココをクリック!)

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EAGLEの概要

様々な基板を設計するときに使うソフトのことを「回路CAD」といいます。今回紹介するEAGLEはアメリカのAutodesk社が提供する回路CADの一種です。学生版はなんと無料で有料版と同じ機能を使うことができるので、マキニスタでは愛用されています。無料版もいいですが機能が制限されてしまっているので、学生という身分の恩恵を授かりましょう!

EAGLEで設計する基板ってどういうの?

EAGLEではプリント基板や切削基板というものを設計することができます。まずはEAGLEで設計できる基板の種類について話したいと思います。

プリント基板とは板の上や中に配線がされている基板の総称です。作るのなら業者に発注する必要があります。以下の画像のようなものをイメージしていただければと思います。

マキニスタが自作したメインボードの基板

切削基板は切削機という機械で加工して作ることができる基板のことを指します。東工大のものつくりセンターは切削機を所持しており、学生が自由に使うことができます。そのためわざわざ業者に頼まなくても気軽に作ることができるので、マキニスタではかなりお世話になっています。以下の画像のようなものです。

EAGLEを使ってみよう!

ここではEAGLEで基板を設計し、切削するまでの流れを大雑把に説明しようと思います。

EAGLE上で回路図を以下の画像のように書きます。

それをもとにボード図(実際の基板の配線や穴の位置などを指定する図)を作ります。この時EAGLEが回路図の通りに電子部品がつながるよう自動でサポートしてくれます。そのため想像以上にスムーズにボード図を作ることができます。

あとはこのデータをもとにものつくりセンターの切削機を使うと次のようになります。

あとははんだ付けをしたら完成です!

この例はある程度単純な基板なので切削機を使いました。しかしもっと複雑な基板を作るときにはデータをもとに企業に発注し、プリント基板の形で作ることが多いです。

電子部品のデータについて

ここまで読んでくださった皆さんは疑問に思いませんでしたか?

「基板を設計するときの電子部品のデータはどこから持ってくるのだろう?」と。

実際のところ、EAGLEで使う電子部品のデータはネットに転がっているものを拾うか自分で作ることが多いです。「電子部品のデータを作るとか、大変そうだなぁ…」という人も安心してください!長くなるので詳しくは説明しませんが、実は意外と簡単に作ることができます。気になる人は調べてみてください!

ちなみにマキニスタでは部品のデータをやさしい先輩方がまとめてくださっていて、既にある程度用意されています。そのためわざわざイチから用意する必要がないことが多いです。マキニスタのような技術系サークルならではですね。

最後に

ここまで僕の記事を読んでいただきありがとうございました。この記事をきっかけに、EAGLEを使ってみよう!と思った方がいれば幸いです。

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