大学生のPCの選び方 ~基礎知識編~

おはようございます。19年度入学のとしです。

大学生にとって一番メジャーなPCの使い道はレポート作成だと思いますが、他にも授業でCADソフトを用いた設計やプログラミングを行う場合があるので、ほとんどの東工大生は持ち運べるノートパソコンを持っています。

でも高機能であるからこそ、選ぶときって結構悩みますよね?

そこで今回は東工大新入生向けのノートPCの選び方を紹介していこうと思います。

この続きとなる2本目の記事ではMaquinista部員が普段使っているPCの紹介もしているのでそちらも併せてご覧ください。

というか2本目がメインなので見て~~

目次

PC選びのポイント

価格

購入場所

持ち運びのしやすさ

スペック(機体性能)

東工大ならではの話

PC選びのポイント

ここでは東工大に限らない一般的な話をします。

価格

大体10万~20万円程度だと見積もっていいです。

もちろん使い道それぞれに適した性能があり、価格はそれに大きく影響されるのですが、10万を切ると性能不足を感じる可能性が高いです。逆に20万を超えるものはMacbookか、明確に使い道が決まっている人が高性能を求めて買う値段です。

決して安い買い物ではないので、じっくり検討して買うことをおすすめします。

購入場所

大学生にとっては主に以下の3つが購入場所候補だと思います。

① 家電量販店(ヨドバシカメラ、ビックカメラ等)

家電量販店でのメリットとしては実際にPCに触ってキーボードの感触や重量を確認できることと、詳しい店員さんに質問できることだと思います。また、PC本体だけではなく周辺機器(マウス、ケーブル、端子拡張アダプタ)などもチェックしましょう。

一方でOffice等がセットで販売されていることもあるので注意です(東工大生ならOfficeのライセンスは無料でもらえます)

PCをあまり触ったことがない人はぜひ行って、相場感や性能の違いについてを確認するとよいです。

② 大学生協

東工大生協のPC購入サイト

大学生協ではカスタマイズされた特殊なプランでPCを購入できます。

特徴としては

  • 家電量販店等より高め
  • 保証が手厚い
  • 機種数が限られ、自分の欲しいモデルがあるとは限らない

あたりでしょうか。

価格と保証を天秤にかけたときにどちらが勝るは人によって意見が分かれると思いますが、個人的には生協よりは他の2つの方が良いと思います。

③ 通販サイト(Amazon、メーカー直販サイト等)

通販の特徴は

  • スペックやモデルを細かく指定できることが多い
  • 家電量販店と比べても安いことが多い
  • 自分で色々選ぶ必要があるので少々難易度が高い

あたりです。

HPLenovoなどの一部メーカーでは学割を適用することで通常より安く買えるので確認しておきましょう。

持ち運びのしやすさ

重量

Maquinistaの様な日常的にPCを使う団体に入っている場合だけでなく、1年生でもコンピューターサイエンスや工学院の授業等でノートPCを持ち運ぶ機会結構あります。ほかに教科書やタブレット等も持ち歩くことを考えると重量はかなり重要なポイントになります。

特に毎日のように持ち運ぶ場合、重いと大変なので1.2kgを切るくらいが望ましいです。

サイズ

サイズはディスプレイの大きさで表され、13.3インチが大体A4サイズに相当します。サイズが大きくなると画面が見やすいといったメリットもありますが、重量はサイズに大きく依存するし、大きいとカバンに入らなくなるので持ち運びには小さいものが適しています。

一般的に15.6インチになると1.5kg程度のものが多いので、1.2kgを目指すなら13.3インチや14.0インチを推奨します。

15.6インチで1.1kgのPCも一応あります(LGgram最高)

周辺機器も含めて

ノートPCを持ち運ぶ場合、本体だけではなくマウスや端子拡張アダプタ、充電ケーブルも必要になることがあります。

これらが積み重なるとせっかく軽いPCであっても、総合の重量が増えてしまいます。

そのために注意すべき点を挙げていきます、

① 端子

ノートPCについている端子では充電用のほかに

  • USB TypeA
  • USB TypeC
  • HDMI
  • SD,microSDcardスロット
  • Ethenet
  • イヤホンジャック

などが一般的ですが、一部メーカーではUSBのTypeAやHDMIのポートがなくTypeCのみしかついていない場合あります。

たぶん一番よく使うのはTypeAですし、その場合TypeCからAやHDMIなどを使えるようにする変換アダプタも持ち運ぶ必要が出てきます。

それが億劫ならば、買うときにメジャーな端子が一通りついているかを確認しておきましょう。

個人的にはUSB TypeA2つ,TypeC1つ,HDMI,イヤホンジャックがあるのが望ましいと思います。
(大学教員だと研究発表などでHDMIに対応していないプロジェクターに対応するためにVGA端子が付いたPCを選ぶ人もいるらしいです)

② 電源

すぐに電池が無くなるのは何かと面倒ですよね。ここはスマホと同じです、できるだけ電池持ちが長いPCを選びましょう。

電池持ちが長いPCだと家で朝まで充電してそのまま1日充電なしで使えるものもあります。充電ケーブルは家に置いたまま出かけられます(電源ケーブルって結構重いんですよね。自分のは実測で250gほどでした)

また、おまけ程度の情報ですが、他の端末(タブレットやスマホ)と充電器を共有できると持ち運ぶケーブルが少なくなって便利です。(僕の場合はPCが補助電源としてUSB TypeCでの充電に対応しているのでスマホとiPadProもほぼ同じように充電できます)

他にTypeCの端末を持っている人は考えてみるといいかもしれません

備考
ノートパソコンの電池持ちはすべてのメーカーが記載しているわけではないです。また書いてある時間はあくまで目安で、それぴったり使えるわけではないので、大体このくらいだろうと思っておきましょう.

スペック(機体性能)

スペックはパソコンの仕様を表していて、特に性能にかかわる部分を指すことが多いです。持ち運びの方でも一部書いたのでここでは以下の5つについて考えていきます。

OS

ハードとソフトの間を仲介するもので、ディスプレイに映像を表示したり、キータッチを入力に反映できるのもOSのおかげです。
ほとんどの”現在”市販しているPCは

  • Windows10
  • MacOS

のOSのどちらかが入っています。Apple大好きって人でなければWindows10です。Maquinista回路制御班ではUbuntuというLinux系OSを使いますが、WindowsPCにも後から導入できます。

CPU

パソコン内での色々な制御や演算を担当します。

大抵のノートPCにはIntel社製のものが搭載されています。IntelのCore iシリーズの世代が新しいi7,i5でよいと思います。(CPUの性能比較はややこしいので省きます。気になったら調べてみて下さい)

ストレージ(ROM)

SSDの256GB以上を勧めます。

コンピューターの記憶を蓄える部分で、次のメモリ(RAM)と違って電源を切ってもその情報は消えません。

SSDとHDDの2種類があってSSDの方がHDDに比べて少し高価ですが、

  • 読み書き速度が速い
  • 衝撃に強く壊れにくい
  • 軽い

などの利点があります。最近のノートPCではSSDを搭載していることがほとんどなのでそこまで気にする必要はないですが、データのバックアップ用に外付けドライブを買う場合は気にするといいかも。

メモリ(RAM)

ストレージと違って電源を切ると消える一時的な作業領域です。最低限8GBは必要で、Chromeを快適に使いたかったり、3DCADなどを使いたい場合は16GB以上も考えるべきです。

GPU

CPUと似ていますが、主に画像描画用の処理を担当します。ノートPCではCPUに内蔵されているものが多いので、ゲームや画像処理などをしない場合は気にしなくていいです。

東工大ならではの話

ここでは東工大での話をしようと思います。

まず、PCを大学で使う用のノートパソコンを選ぶ際は、所属している学院や系で指定されていることを最優先に考えてください。たとえば工学院の新入生は用意するPCのスペックについて細かく指定があります。

2020年度入学の場合

  • OS:Windows 64bit
  • CPU:Corei3以上(Corei5以上推奨)
  • メモリ:8GB以上(12GB)
  • ストレージ:250GB以上(512GB SSD 以上推奨)

などの項目が指定されているようです。スペックの章で推奨しているものと大体同じですね。

特に指定がなかったり、推奨スペックで気になることがあれば先輩とかに聞いてみればいいと思います。

終わりに

自分にあったノートパソコンとともに楽しい東工大ライフを~~

リンク:新歓特設ページ

リンク:ツール紹介記事まとめ

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