
この記事はJLCPCB様の提供でお送りいたします。
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英語発注システム:https://jlcpcb.com/JPV/
日本語発注サイト:https://jlcpcb.com/jp/
こんにちは。Maquinistaで回路班をしている24年度入学のcapaです。
今回はJLCPCB様のサービスのご紹介と、我々の作成した基板について紹介させていただきたいと思います。
現在、Maquinistaでは基板製造において、JLCPCB様のPCB Assembly(以降、PCBA)サービスを利用しています。
PCBAでは手はんだでの実装が難しい表面実装部品を正確にはんだ付けしていただけるというサービスです。このサービスを利用することで、Maquinistaでは表面実装部品の小型化によって実装密度を向上させることに成功しました。
また、はんだミスによる動作不良が減ることで基板のデバッグに割く時間が削減されました。
他にも、部品を我々で管理しておく必要がないため、保管スペースの管理にも役立ちます。
JLCPCB様のPCBAは様々なメリットがあり、Maquinistaのロボットは大きくその恩恵を受けています。ありがとうございます。
ここからは作成した基板の紹介に移ります。
今回作成したのは、写真のジャイロ基板です。

センサにはICM-20948(TDK Invensense社製)を使用しています。マイコンはRP2040を搭載しており、フィルタを用いてクォータニオンの計算を行っています。UARTで出力、他の基板と通信を行い、機体の自己位置推定に役立ちます。
ICM-20948やRP2040はQFNパッケージであり、手はんだが難しいのですが、JLCPCB様のPCBAを利用することで問題なく実装していただけました。
PCBAのサービスは、Kicadからbomファイルやcplファイルを生成することで簡単にできます。私個人の制作でもお世話になりました。
この基板を作成するにあたり、ジャイロの性能評価のためのボードも制作しました。性能評価の際も素早い製造と実装作業のおかげで、スムーズに実験を行うことができました。

手軽で便利なPCBA、皆さんもぜひ利用してください。
Maquinistaは現在、学生ロボコン/ABUロボコンでの優勝を目指して日々活動しており、皆様のご支援が大きな力になっています。ありがとうございます。
今後とも応援の程、よろしくお願いします。

