NHK学生ロボコン2025に向けて、Maquinistaでプロジェクトマネージャーを務めておりました、22-issohです。
6/8(日)、NHK学生ロボコン2025の大会が、大田区総合体育館にて開催されました。
本年度はMaquinistaにとって、東京科学大学としての初めての出場になりました。
本記事では大会の結果報告と総括をお伝えします。

大会結果
Maquinistaは予選第10試合と予選第15試合に出場しましたが、ともに通信トラブルによりロボットが動かず、0勝2敗で予選敗退となりました。
予選第10試合 東京科学大学Maquinista 0 : 0 大阪工業大学 大工大エンジュニア (審査員判定により大阪工業大学の勝利)
予選第15試合 東京科学大学Maquinista 0 : 6 電気通信大学 ロボメカ工房
多くの方々にご支援・ご協力いただいている中、それに応える成果を出せなかったこと、大変申し訳ございませんでした。 また関係者の皆様の目の前で、我々のロボットが動く様子をお見せすることができず、こちらも悔しい限りでございます。
総括
プロジェクト前半では、ダンクロボットの開発をはじめ、多くの挑戦を重ねた開発ができました。また試作や練習を重ねる中で、本番直前には、勝つためにロボットを大幅に再設計・再制作しました。昨年度大幅変更したロボットシステム構成をプロジェクトはじめから本格運用したこと、試作改良サイクルを例年より高速化できたことなどは、Maquinistaメンバーにとって一技術者の卵として大きな経験になったと考えています。
まだ来年度のルール発表まで時間がありますが、来年度以降に向けて課題の解消に取り組んでいるところです。 今年の経験を活かし、来年度こそはMaquinistaロボットの躍動の姿をお見せできるよう邁進する所存です。今後ともご支援・応援をよろしくお願いいたします。
チーム紹介ビデオをMaquinista公式youtube及びNHKロボコン公式youtubeチャンネルにて公開中です。まだご覧になっていない方はもちろん、大会当日に一度ご覧になった方ももう一度、是非ご覧ください。
本戦でその動きをお見せできなかったため、今年のロボットの一連動作の様子や各機構の詳細など、今後ブログ及びyoutubeにて公開予定です。こちらもお楽しみにしてください。
謝辞
住友重機械工業株式会社様には、スポンサーとして活動資金のご寄付をいただきました。ご支援誠にありがとうございます。
白山工業株式会社 極限環境ロボット研究所[HERO Lab.]様には、スポンサーとして活動資金のご寄付をいただきました。ご支援誠にありがとうございます。
頂いた寄付金は、モーターや案内などの高価な機械部品の購入に大変役立ちました。特に今大会では多くの機構の試作・改良をしたこともあり出費が嵩み、寄付金を頂けたことは大変助かりました。本当にありがとうございました。
北陽電機株式会社様には、スポンサーとして大変高価な2次元測域センサを無償でお借りさせていただきました。高精度のシュートと高い移動性が求められる今大会ルール、高精度のセンサによってそれを実現するロボットの開発を進めることができました。ご支援誠にありがとうございます。
株式会社ミスミグループ本社様にはmeviy for educationの一環として、meviy部品発注に際し、割引クーポンをいただきました。加工量の多い軸部品やサークル内では加工できない板金部品等ロボットフレームに大変役立ちました。ご支援誠にありがとうございます。
マブチモーター株式会社様には多種多様なモータを無償で提供していただきました。提供していただいたモータにより,高出力な機構にチャレンジすることができました。ご支援誠にありがとうございます。
JLCPCB様には、スポンサーとして基板及び部品実装サービスをご提供いただきました。 発注から納品までが迅速で、ロボット開発を滞りなく進めることができ、大変助かりました。ご支援誠にありがとうございます。
SICK株式会社様には、スポンサーとして測距センサを多く貸与していただきました。お借りしたセンサを搭載したロボットは惜しくも本番機にすることができませんでしたが、ロボットの自己位置推定に大変役立ち、突然の連絡にも迅速に対応いただきました。ご支援誠にありがとうございます。
ODrive Robotics様には、スポンサーとして提供サービスのご優待をいただきました。BLDCモータの制御に欠かせないものでした。ご支援誠にありがとうございます。
PCBWay様には、スポンサーとして基板及び部品実装サービスをご提供いただきました。迅速なデータの審査、データ不備の際の丁寧な連絡など、手厚いサポートに助けられました。ご支援誠にありがとうございます。
株式会社グーテンベルク様には、3DプリンタG-ZEROの貸与とPOTICONフィラメントの試供をしていただきました。G-ZEROの高い寸法精度、POTICONフィラメントの強度と摺動性に、大変助けられました。ご支援誠にありがとうございます。
また、今まで活動場所を提供していただいたロボット技術研究会とものつくり教育研究支援センター、環境エネルギーイノベーション棟事務室の方々、体育館の管理人さん等大学の関係者の方々には大変お世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。
金銭的に厳しい学生団体であるMaquinistaにご寄付をいただきました皆様にも感謝申し上げます。皆様のご支援により、ロボット製作に必要な物品の購入や開発を行うことができました。この場を借りてお礼を申し上げます。
今後とも東京工業大学Maquinista改め東京科学大学Maquinistaをよろしくお願いいたします。