NHK学生ロボコン2024 結果報告&総括

NHK学生ロボコン2024のプロジェクトで副リーダーをしていた21-ibukiです。
6/9(日)、NHK学生ロボコン2024の大会が日本工学院アリーナにて開催されました。本記事では大会の結果報告ならびに総括をお伝えします。

大会結果

第一試合vs東京大学
 東京工業大学 360-520 東京大学○

 第一試合の対戦相手は抽選の結果、東京大学さんとなりました。試合開始とともにR1、R2ともに好調に動き出します。R1は安定感のある動きで苗を12個プラントしますが、R2は空籾(紫色のボール)をハーベスティングゾーンから運び出し、強制リトライとなります。対する東京大学さんもR2が強制リトライとなります。先に動き出したMaquinistaのR2が、R1との連携により点数を重ねていきますが、東京大学さんのロボットに速さで負け、360対520で東京大学さんの勝利となりました。

第一試合vs日本工業大学
 ○東京工業大学 270-0 日本工業大学

 第二試合の対戦相手は日本工業大学さんとなりました。名前の似た大学同士の対戦となりアナウンサーの方も大学名を間違えたとか間違えてないとか……。

 さて、試合については、日本工業大学さんのロボットが不調によりR1、R2ともに得点を稼げずMaquinistaの勝利となりました。Maquinistaのロボットについてもすべてのタスクを完了できたR1に対し、終始不調であったR2が足を引っ張り、得点は270となりました。

 ワイルドカードに期待するも、予選2位のチームの中で最高得点が3位となり惜しくも予選敗退となりました。本年も予選敗退とはなってしまいましたが、今年のロボットは実力を発揮した上での予選敗退となり、昨年のロボットが動かない状態からは大幅に進化できました。

 そして、試合終了後の表彰式にて特別賞としてマブチモーター株式会社賞をいただきました!

二年連続のマブチモーター株式会社賞受賞とのことで、我々の技術が確かに評価されている証であり、ありがたい限りです。この場を借りて感謝申しあげます。

マブチモーター株式会社賞受賞の際の写真

総括

 本年、Maquinistaは昨年の反省を踏まえ、機械・回路・制御のすべての要素に対し大幅な変更を加えてきました。一年での変更とは思えないほど多くのものを変更し、ようやく他チームのレベルまで追いつくことができたかな、という感じです。来年こそ他チームを追い越し、優勝を目指し、強く、そしてカッコ良いロボットを作成していきたいと思います。

 さて、NHK学生ロボコン2024へ向けた活動は今大会をもって終了しました。今大会は東京工業大学Maquinistaとして出場する最後の大会となりました。来年のNHK学生ロボコンには東京科学大学Maquinistaとして出場いたします。変わらぬご支援ならびに応援のほど、どうぞよろしくお願いします。

 最後にチーム紹介ビデオをご紹介させていただきます。今年のロボットの極意が25秒に込められていますので、どうぞお楽しみください。


謝辞

住友重機械工業株式会社様にはスポンサーとして活動資金のご寄付をいただきました。モータードライバーやロボット用のエンコーダーといったロボットになくてはならない部品を購入する際に大変お世話になりました。ご支援誠にありがとうございます。

白山工業株式会社 極限環境ロボット研究所[HERO Lab.]様にはスポンサーとして活動資金のご寄付をいただきました。モーター等の機械部品に加え、回路部品等の購入にあたり大変お世話になりました。ご支援誠にありがとうございます。

北陽電機株式会社様には大変高価な2次元測域センサを無償でお借りさせていただきました。高精度のセンサによってロボットをより速く確実に動作させることができました。ご支援誠にありがとうございます。

工機ホールディングス株式会社様には様々な電動工具を無償で提供していただきました。チーム内でも好評な工具が多く、ロボット制作に大変役立っております。ご支援誠にありがとうございます。

株式会社ミスミグループ本社様にはmeviy for educationの一環として、meviy部品購入に際し、割引クーポンをいただきました。ご支援誠にありがとうございます。

マブチモーター株式会社様には多種多様なモータを無償で提供していただきました。提供していただいたモータにより,ロボットの高速化、高精度化、高出力化にチャレンジすることができました。ご支援誠にありがとうございます。

JLCPCB様には基板実装サービスの割引クーポンをご提供いただきました。提供して頂きましたクーポンのおかげで基板作成の手間を大幅に省くことができました。ご支援誠にありがとうございます。

また、今まで活動場所を提供していただいたロボット技術研究会とものつくり教育研究支援センター、環境エネルギーイノベーション棟事務室の方々、体育館の管理人さん等大学の関係者の方々には大変お世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。

金銭的に厳しい学生団体であるMaquinistaにご寄付をいただきました皆様にも感謝申し上げます。皆様のご支援により、ロボット製作に必要な物品の購入や開発を行うことができました。この場を借りてお礼を申し上げます。

今後とも東京工業大学Maquinistaならびに東京科学大学Maquinistaをよろしくお願いいたします。

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